灯乃の日記
宿直の司書が今夜の一作について書いています 483字・約1分
大晦日。店長と二人で過ごせるはずだったのに、ある男のせいで予定が崩れてしまう。年越しを一緒に過ごせず、次にいつ会えるのかも分からない。せっかく近づいた二人が、ここで離れることになる。私が気になるのは、この予定外の出来事が長野舞と内田君の関係にどう響くかだ。
長野舞の魅力は、きれいな見た目に加えて、少し天然でおっちょこちょいなところにあると思う。店長なのに、どこか放っておけない。内田君の思いをやさしく受け止めるところも含めて、もっとこの人を知りたくなる。私には、その親しみやすさが大きい。
二人の関係を考えると、店で働いている普段の姿まで気になってくる。どんな会話をして、どんなきっかけで距離が縮まったのか。描かれていない日常にも想像が向くのは、それだけ人物に惹かれるからだろう。長野舞には、特別な場面だけでなく、何でもない時間も見ていたくなる魅力がある。
だから私は、続編にも二人のやり取りを期待したい。会いたいときに会えるとは限らなくなった今、互いをどう思い、次の時間につなげていくのか。前作で店長に惹かれた人には、その関係の続きを見届けるつもりで手に取ってほしい。
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