2026.09.21
電脳戯画
放課後、時間が止まった。動けるのは自分だけ。教室、美術室、部室、屋上。止まったままの彼女たちを調べると、時間が止まる前の記憶が動き出す。少女たちはなぜそこにいたのか。なぜ時間は止まったのか。聖フローレンス女学院の五人、生徒会で図書委員の澪、美術部の色葉、陸上部の陽葵、ダンス部の莉央、歴史研究部の由奈を、校舎を巡って見つけていく探索型のADVだ。 いちばんの売りは、全編フルHDのフルモーション映像。肌の質感、服の皺まで描かれていて、止まった世界ならではの背徳感がまっすぐ来る。綺麗で、綺麗なうえにエロい。スマホで気軽にこの質を体験できるのも大きい。私はこれで、このサークルを追い始めた。 種明かしをすると、時間停止のように見える現象は、校内放送のノイズで少女たちが気を失っていた、というもの。だから無意識の微妙な反応がある。学生証や思い出で一人ずつの個性が見え、選択肢によって少し艶めいた反応が変わり、自分で最後まで進められる。二年D組をよく調べると美術室の鍵が手に入って屋上に繋がる、体育館を改めて見ると脚立がありトイレへ。さっと流した人は戻ってみてほしい。 不満は三つ。地図を選ぶ画面で、背景が明るいのに字が白くて見づらい。スキップまわりの操作は好みが分かれる。それと、このサークルは巨乳と眼鏡を出さない方針が気に入っているのだが、終わりの瞬間の描写がなく、白い画面からの余韻が短い。放送のノイズが気になるなら、雰囲気の合う音声作品を流しながら遊ぶと、思いのほか良かった。 細身の女の子が好きで、映像の美しさに重きを置く人には必見。儚くて、美しい。
2026.09.21
電脳戯画
夏休みが明けて、いつものように学校から帰る妹に、突然の夕立が降る。僕は傘を持って迎えに行くが、妹はもう濡れている。雨の帰り道で交わす何気ない会話。その小さな選択が、兄と妹の関係を変えていく。累計十万本を超えた妹オナホール化計画の四作目は、ここから始まる。 帰り道の会話は、カードで話題を選ぶ仕組みだ。妹のカードと同じ種類を選べば会話が通り、違う種類でも妹より高い段のカードなら会話を引っ張って好感度が上がる。その積み重ねで、帰宅後にソファでそのまま眠るのか、一緒に風呂へ向かうのかが分かれる。 相変わらず妹が可愛い。絵が綺麗で表現が美しいからこそ、背徳感がよけいに濃くなる。声は夢乃ちかで、この演技が私は好みだ。今回は眠っている場面と風呂の場面の二つがあって、そこは前より満足している。 ただ、場面の数はやはり少ない。もう少しあると嬉しいし、次はもっと過激になってほしい。五作目を待っている。 細くて小さい妹が、静かに、綺麗に、いけないことをされる本が好きなら。シリーズを追ってきた人には言うまでもない。
2026.09.20
電脳戯画
放課後の十五時。差出人不明の手紙が届く。「今日十六時、屋上で待っています」。校内に残る少女たちの誰が書いたのか。主人公はスマートフォンで時間を止めながら学校中を歩き回り、送り主を探す。前作『時が止まった学校で』はゲーム部門で今年上半期の一位を取った時間停止ADVで、これはその続編だ。 前作を知っている人ほど驚く。校舎が広がり、探索の仕組みが変わり、映像の密度が上がった。ヒロインは十六人、動画は五百本を超える。それぞれ別の場所に、別の性格で、別の状況で止まっている。そして今回の目玉が「極限ズーム」で、気になる場所へさらに深く寄れる。没入感が思っていたより増して、止まった時間の中に自分だけが動いている感覚が強くなった。 このサークルの一年ほど前の作品を触ったことがあるが、そこから見ると進化の幅が大きい。高精細で滑らかに動く映像と、時間を止めて好きに調べるという背徳感。前作で評価された部分が、そのまま磨かれている。スマホで操作する快適さも変わらない。 欲を言えば、フリーモードで、地図からではなく女の子の絵から選べると、もっと快適に遊べたと思う。 時間停止ものが好きなら、今のところこれが最高峰だ。前作を遊んでいなくても入れる。遊んでいれば、進化の幅を楽しめる。
2026.09.20
電脳戯画
放課後、ひとりの美術室。描きたいものを見失った僕は、筆を再び動かすために、身近な女生徒たちへ人物画のモデルを頼む。彼女たちが時折見せる恥じらう姿が美しいと思い、それを求めてさらに近づいていき、やがて衝動を抑えられなくなる。 モデルは五人。素直になれない幼馴染の莉子、気さくで打算的なクラスメートのカレン、クールでマイペースな美術部員の凛、姉を心配して現れる水泳部の妹・凪、面倒見のいい元部長で受験生の紬。五人それぞれの短い話が並ぶオムニバスで、デッサン中は視点を上・中・下に自分で動かせる。行動の選び方と好感度で、描き上がる絵が変わる。 とにかく映像が綺麗だ。ここまで綺麗なものを、私は見たことがない。質感と空気感がとんでもなくて、本当にそこに人がいるような、綺麗さと儚さが同居している。声は全員が夢乃ちかで、囁くような声がこの静かな美術室に合う。私は紬先輩がめちゃくちゃ可愛いと思った。 ノベルとしてはこのくらいの量がちょうどいい。派手な仕掛けはなく、ありきたりと言えばそうだが、美しいものを美しく見せることに集中した一本だ。 時が止まった学校でから入って、このサークルを追ってきた人には言うまでもない。静かな絵とささやく声で夜を過ごしたい人に。